■止水工事の際の工法
○注入工法
注入工法の中にも、様々な方法があります。
ウレタン水膨張注入工法やアクリル注入工法、無機系注入止水工法など、施工箇所の状態や状況に合わせて行います。
○導水工法
導水工法とは出てくる漏水を止めずに、他に導いて逃がす工法のこと。
現場状況によっては、この導水工法が適している場合があります。
■従来の工法の歴史を変える“TAPグラウト工法”
従来では、鉄筋コンクリート構造物内部に水が浸入すると、やがて漏水し、構造物内部の鉄筋の腐蝕等コンクリート構造物の劣化を招く原因となります。
特に地下の構造物においては、漏水はコンクリート構造物の劣化の大きな原因つながるもの。
しかし、表面の漏水箇所をはつりとり、水の出口を塞いで処理をする従来の止水工法では、水の浸入経路を塞ぐことができませんでした。
そして、再漏水の可能性が高く、構造物に大きな損傷を残すといった問題がありました。
TAPグラウト工法は、従来の問題点を解消できる、新しい止水工法。
TAPグラウト工法は、コンクリート構造物のつなぎ目やひび割れで起こった漏水箇所にドリルで穴を開けて、隙間に特殊なプラグと専用の注入機を使って、高圧力で止水いたします。
この工法は従来の工法に比べて、下記のメリットがあります↓
□ 漏水経路の水を注入液と入れ替えることで、水を確実に追い出すことができる
□ 二次漏水を防ぐ
□ 短工期
□ 継続かつ安定した止水効果